埼玉県立春日部東高等学校 野球部

Kasukabe Higashi High School Baseball-Club

2012年2月24日

ファーストへのヘッドスライディングについて

 テレビを観ていると、よく解説者がファーストへのヘッドスライディングは遅くなるから駆け抜けの方が速いと言っているのを聞きますが、本当にそうでしょうか?

 解説者の何人の方が実際にデータを持っているのでしょうか。多分今まで言われてきたことを言っているだけだと私は思っています。

 それでは、実際はどうでしょうか?

私は大学の卒論で大学生を使って駆け抜けとヘッドスライディングのタイムを計り、実際に比較してみました。

結論ははっきりとした差は出てきませんでした。それはスライディングがうまい選手は速いし、下手な選手は遅くなるのです。つまり、スライディングがうまければ駆け抜けより速いと言うこともできるということです。

 高校生の大会ではこのファーストへのヘッドスライディングが多く見受けられます。また、プロの選手が出場したWBCでは、プロの選手でありながら必死にファーストへヘッドスライディングをしていました。

 これは、理屈ではないのです。選手のセーフになりたい必死な気持ちの現れなのです。

その姿勢が観ている方たちの感動を生み、高校野球ファンを引きつけているのです。レベルの高い試合を観たいのならプロ野球があります。でもプロ野球にはない何かを求めてたくさんの方たちが観に来てくれています。

 それを大切にすべきだと思います。

 また、ファーストへのヘッドスライディングの利点は、審判の目からもセーフに見えやすいことや、チーム全体の指揮が高まることなども考えられます。

 ただ、ファーストへのヘッドスライディングは危険も伴いますから怪我をしない技術が必要です。

 このことからも、ファーストへのヘッドスライディングを慣習的に否定するのは正しくないと言えるのではないでしょうか。

2012年2月22日

埼玉県高野連監督会総会が終わって

 2月17日に監督会の総会・懇親会が行われました。

正確な出席者数は分かりませんが、100名規模の会合になったと思われます。

埼玉の主立った監督はすべて出席ということで、若い監督や普段なかなか話しのできない人たちにとっては有意義な集まりになりました。

 しかし、意味のあるものにできたかどうかはやはり本人の姿勢にかかっていたのではないでしょうか。

私もいろんな人と話しができましたし、最後には浦学の森監督や本庄第一の須永監督、そして聖望の岡本監督とも話しができました。

 お互いにグランドで会うことはあっても、こういう席で会うことは今までほとんどなかったので、私にとっても有意義な時間となりました。本当はもっともっと野球の話しをしたかったのですが、次回に持ち越しとなりました。

 特に須永さんとは思い出に残る対戦があり(私が甲子園に出場した年の準決勝で9回逆転で勝たせてもらいました)、一度ゆっくり話しをしてみたいと思いました。今となっては本当に懐かしい思い出です。

 そして、強豪校の監督皆さんに感じることは、やはりエネルギーがあるなということです。実績を残した人特有のオーラも出ているようです。私はそれほど感じなかったのですが、若い監督は近寄り難い存在なんだろうと想像していました。

 埼玉県の高校野球も須永さんがさかんに言っていた「公立高校にがんばってもらいたい」ということもある意味では本音かなと思いました。

 近い将来、その夢が実現できること期待したいと思います。

2012年2月6日

野球を考える

 昨日、第3回目の野球勉強会を午後3時から5時30分まで行いました。

他校から11名(欠席5名)の熱心な指導者が集まり、野球の勉強をしました。この会は昨年から始め、今年2年目になります。

今回は最初に本校の練習風景(グランドでのバッティング練習とトレーニング室でのウエーイトトレーニング)を見てもらい、選手がどういう取り組み方をしているのかを視察してもらいました。

実際に他校の練習を見る機会はなかなかないもので、少しでも参考になればというつもりでした。

その後会議室でセミナーを2時間行いました。今回のテーマは「指導者の資質」と「守りの技術とその考え方」にしました。

指導者として大切なこと、必要な資質、心がけること、やらなければならないこと、など私の方からプリントを使って説明しました。

 私たち指導者は結果を出すことは当然ですが、その前に教員としての仕事があり、部活動の指導者として生徒の人間教育という大きな責務があります。ただ単に野球をやっている訳ではありません。

指導者としての基本的な考え方を理解することが必要不可欠です。

そのために必要な参考資料としてジョン・C・マクスウェル(渡邉美樹監訳)の「戦う自分」をつくる「13の成功戦略」を使わせていただきました。私が常日頃考えていることと、この本の内容を示しながら指導者に説明しました。

 「守りの技術とその考え方」は各ポジション別に基本的な技術の確認とポジショニングなど具体的な場面に応じた守り方を説明しました。しかし、これをすべてやるには時間も足りず、十分な説明ができませんでした。

時間の経過は早くて、5時半を回ったところで終了にしました。

若い指導者が多少なりとも何かを感じて、参考にしてくれれば私としても嬉しいことです。

  埼玉県も私学時代に入ってきました。これからの埼玉県を担う若い指導者がその波に歯止めをかけ、公立でも十分に戦えることを示してもらいたいものです。

やはり、ベスト8ですね。ここにこなければ周りからは認められません。

早く出てきて欲しいですね。 ガンバレ!

2012年2月1日

浦和学院おめでとう!

 選抜大会の出場校が決定しました。

本県からは文句なく浦和学院が選出されました。

秋の関東大会を制していますから、選ばれないわけはありませんが、それでも決定するまでは不安もあったのではないでしょうか。

 浦和学院の秋の戦い方を見ていると、珍しく複数投手の継投で乗り切っています。

結果的には継投が成功していましたが、もし甲子園でも同じ戦い方をするのなら先発投手の起用順と交代のタイミングが勝敗を分ける鍵になるでしょう。

 いずれにしても監督の頭を悩ませる試合が多くなることでしょう。しかし、監督としての役割を考えるとその難しさはある意味ではおもしろさにつながることです。継投のポイントは交代を遅れないことでしょう。それが監督としての悔いを残さないことになります。

 もし、一年生が力を付けて完投できる状態になっていれば戦い方も変わるでしょう。

浦和学院は出場するだけでは周りは納得しません。やはり優勝です。全国制覇です。その力は十分にあります。

 特に攻撃力はAクラスです。投手力がやはり鍵になります。

 それにはうまく波に乗ることでしょうか。良い意味でいい加減に戦うことです。選手はとても真面目で好感が持てますが、それがかえって緊張感を高め力を出せないで終わってしまう結果につながっています。森監督の真面目さがチームに良くも悪くも反映されています。簡単なことではありませんがリラックスです。

 同じ埼玉県人として、関東覇者に相応しい戦いを期待しています。